祝日だった2月23日に親子で参加の日帰り防災キャンプイベントを開催しました。
この日は北本市の友好姉妹都市である福島県会津坂下町にある福島県立会津自然の家が主催のシンポジウム「東日本大震災を語り継ぐ」が午後から開催されるということで、指定管理者が同じサンアメニティである会津自然の家と北本キャンプフィールドが連携しての防災イベントが実現いたしました。
まず、多目的ホールにて災害や防災についての意識を共有し合うお話からイベントがスタート。
災害って何だろう?どんな事が起こるのかな?
もし災害に遭ってしまったら、どうすれば良いの?といった思いを共有して、それぞれの参加者から実際の地震の時にどうだったかなども思い起こしてもらいながら、災害や防災についての意識を高めてもらいました。
そして「災害が発生して、北本キャンプフィールドに避難してきた」との想定で、キャンプ場に移っての疑似避難生活体験がスタートしました。
まず限られた量の水と備蓄食糧を使っての食事作り。
耐熱ポリ袋にお米と水を入れて炊くご飯と、カレーフレークにトマト缶、ツナ缶、コーン缶を入れて水を加えないカレーを作りました。
焚き火で沸かしたお湯でポリ袋ごと煮込めば、限られた水でも美味しいカレーを作る事ができ、食器もラップをかけて使い、洗い物に使う水を節約しながらの食事を体験しました。
午後からは親御さんはインターネットを使って行われたシンポジウムのリモート聴講会に参加してもらい、会津坂下町からの東日本大震災での出来事などを参考にして、地元埼玉での災害、防災について考えてもらいました。
そして子どもたちは、避難生活を想定したテント設営を体験。
テントの中には家族全員分のマットを敷いて、そこで何日も避難生活をすることを考えながら、寝袋に寝てみたり、防寒グッズを使って寒さをしのぐ体験をしました。
狭いテントの中で、何日間になるのかわからない避難生活をする、そう思いながらの体験で子どもたちもそれぞれに災害や防災への意識をしっかり感じられたようでした。
体験プログラムの後は、体験を通して思ったり感じたりしたことを付箋紙に書いてもらいながらどんどん出してもらいました。
書く手が止まらないほど次々と思いや言葉が出てきました。
最後はまとめ、振り返りとして親子で合流し、子どもたちの体験発表をして、子どもが体験したこと、感じた思いなどを親御さんに聞いてもらいました。
また親御さんにも体験やシンポジウム参加、子どもの発表を受けて、感じたことをお話してもらい、イベント終了となりました。
災害や防災について考えてもらう、意識を高めてもらうという1日になりましたが、プログラムを通してそういったことを感じてもらえたイベントとなりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。